思い起こすは、あのひと皿

日々の美味しかったものについて語る。

マカロン:ケーキハウス アオヤマ

カロンが流行り始めたのはいつでしょうね?
記憶の中ではここ十数年のことかと。


カロンといえば百貨店に入っている有名どころのものをいただいてきました。
主要なところで
ピエールエルメダロワイヨラデュレ、ホテルのパティスリーなどは
何度か食べる機会がありました。

世のキラキラ女子のようにマカロンにはトキめかず、
オシャレぶろう!
と心に決めた時にしか、自分では買わずにまいりました。




数年前のある日のこと。
今のような春が終わり夏が近づく季節でした。
当時住んでいた新小岩で休日にぶらぶらと散歩しつつ、
探検と称して路地めぐりをしておりまして。

旧赤線の怪しげな所を垣間見つつ、
商店街の側の路地を行くと、
一軒のケーキ屋さんがありました。

連れが雪苺が好物なのですが、
その時ショーケースに雪苺が見えたため、
帰りに買って帰ろうということに。

私はケーキ類の隣にあるマカロンの「あんず」が目に止まったため、
とりあえず3・4種類のマカロンを選びました。
たしかその時選んだのは、
あんず、ブルーベリー、チョコだったような気がします。

家路につき、
熱い紅茶をたっぷりと注ぎ、
歩き疲れた体に各々糖分補給タイムを開始。

正直、ブランド好きなミーハーとしては
街のケーキ屋さんのマカロンに期待はありませんでした。

しかしながら、
これがなかなかどうして美味しかったのです。


しかも上記に挙げたところのものよりも、
言葉にできない安心感というか、

そうそうこの感じ!

という何に対してかは説明できないのですが、
妙にしっくりとくる感じでした。

奇をてらわず、
丁寧に作られているのがよくわかる気がしました。
手作りの街のケーキ屋さんのお仕事です。


今思えば
おやつといえば百貨店の地下、という
誤った認識を正してくれるきっかけに。

一個の小さなマカロンが、
あんまりにも自分の中でヒットしたので、
それ以来マカロンはそのお店のものを定番とし、
自分用の定番お気に入りリストに加えたのでした。





そのお店はこちら

ケーキハウス アオヤマ(新小岩
江戸川区松島4-46-13